本校の教育目標を紹介するよ(3/3)

 教育目標の3つめは、
「自他敬愛の精神に立ち、すぐれた社会性を身につける。」
です。
 ”自他敬愛"は四字熟語ではないのですが、自分も他者も"敬愛"、つまり尊敬し、親しみの心を持つ心に"立ち"とあります。この"立ち"という表現に、深い意義を感じます。この部分は"~を心がけて"や"~を備えて"などでも代替可能のようにも思えます。ここを"立ち"と表現していることから推察するに、立つという行為は地面・地球に対して行う所作です。つまり、疑いようのない確実に間近に存在する自然の中から湧き上がるイメージといいましょうか、誰しもが自然に備えている心が自他敬愛である、との著者からの強い意志が感じられます。人間が本源的に持つ"自他敬愛"の心を信じているからこその"立ち"の表現かと拝されます。
 そして後半にある”社会性”は、生まれながらには会得が難しく、生きていく中で身につけていくものなのでしょう。ここに高等学校教育の使命もあります。
 
 さて、本日はこどもの読書週間最終日です。文字やことばの持つ力を信じてしばらくの間note記事を写真なしの文だけとしました。本日で一区切りとしますね~。